全国方言辞典
方言とは、同じ言語のなかで地域ごとに分かれた言葉のことです。この辞典では全国65地域の方言を、 単語・語尾・例文の3つの角度から4,893語収録しています。 標準語を入力すると方言に変換できるツールも57地域分を無料で公開しています。 関西弁の「めっちゃ」、博多弁の「〜ばい」、沖縄方言の「めんそーれ」のように、 知っている言葉から引くことも、地域から引くこともできます。登録もインストールも必要ありません。
方言変換ツール
地域を選んで標準語を入力すると、その地域の方言に変換します。 「とても面白いだろう。」は関西弁で「めっちゃおもろいやろ。」になります。
変わったところ
- とても めっちゃ 語彙
- 面白 おもろ 語彙
- だ や 断定
このツールはルールベースの変換です。標準語から方言への一方向で、方言から標準語には戻せません。文脈によっては不自然になることがあります。入力した文章はブラウザの中だけで処理され、送信されません。
地域から方言を探す
47都道府県を、実際の方言区分にあわせて65地域に分けています。 博多・三河・津軽・播州のように、県より細かい単位で呼ばれる方言も独立したページにしています。
近畿・関西
九州・沖縄
中国・四国
東海・中部
関東
東北・北海道
言葉から方言を探す
よく調べられている方言の言葉です。意味と、その言葉が使われている地域のページへ進めます。
| 言葉 | 意味 | 地域 |
|---|---|---|
| おおきに | ありがとう。上町言葉。最近ではほとんど使われなくなった | 関西弁・名古屋弁・鳥取方言 |
| めんそーれ | 「いらっしゃいませ」「ようこそ」にあたる歓迎の挨拶。観光地や空港の案内でもよく使われる | 沖縄方言 |
| はんなり | 上品で明るく、落ち着いた華やかさがあるようす | 関西弁 |
| はいさい | 「こんにちは」にあたる挨拶。男性が使う言い方で、女性は「はいたい」と言う | 沖縄方言 |
| せからしか | うるさい、わずらわしい。「せからしか!」だけで「うるさい、黙れ」の意味になる | 博多弁・九州方言・宮崎方言 |
| けん | きい、きん、け | 博多弁・宮崎方言・熊本方言 |
| だべ | 〜だろう。推量や同意を求める語尾。福島だけでなく東北一帯から北海道、北関東にかけて広く使われる | 福島方言・岩手方言・山形方言 |
| ありがとう | 博多弁に固有の言い方はなく、標準語と同じ「ありがとう」を使う。より丁寧には「ありがとうございます」、くだけた場面では「たいぎ」「だんだん」を使う地域もある | 博多弁・宮崎方言・熊本方言 |
| したっけ | そしたら。話の途中で次に続ける場合に使う。場合により「それなのに……」の用法もある | 宮城方言・茨城方言・栃木方言 |
| はわく | 「掃く」のこと。ほうきでごみを掃き集めることを指す。近畿から九州にかけて広く使う | 九州方言 |
| ハイサイ | 「こんにちは」にあたる挨拶。男性が使う言い方で、女性は「ハイタイ」と言う | 沖縄方言 |
| やけん | 〜だから。断定の「や」に理由の「けん」が付いた形。「そうやけん」=そうだから | 博多弁・宮崎方言・熊本方言 |
| えらい | つかれた(苦しい) | 関西弁・愛知方言・静岡方言 |
| しんどい | つかれた(つらい) | 関西弁・鳥取方言・播州弁 |
| わや | 台無し。滅茶苦茶。道理に合わない。駄目。「枉惑」の転である「わやく」の派生。「わやくちゃ」「わやくそ」などとも。 (例)さっぱりわやや | 関西弁・名古屋弁・播州弁 |
| めんこい | 可愛い、愛らしい | 宮城方言・東北弁 |
| なおす | 片付ける。近畿から九州にかけて使用。「使ったおもちゃはちゃんとなおしとくんよ」 | 関西弁・広島弁 |
| たいぎい | 面倒くさい、だるい。広島を中心に、中国地方から四国にかけて広く使われる | 愛媛方言・島根方言・高知方言 |
| はみご | 仲間はずれ。「はみごにされる」=仲間はずれにされる。関西から東海にかけて使われる | 愛知方言・山梨方言・尾張弁 |
| おきばりやす | 「頑張ってください」にあたる励ましの言葉。送り出すときや仕事の前に使う | 京都弁 |
| だもんで | 〜だから、〜なので。理由を表す接続。静岡・愛知・岐阜など東海一帯で広く使われる | 愛知方言・山梨方言・尾張弁 |
| なまら | 「とても」「すごく」にあたる強調の副詞。程度が甚だしいことを表す | 北海道の方言 |
| ばい | 〜だよ。断定を表す語尾。話し手が確信を持って相手に伝えるときに使う。「よかばい」=いいよ | 博多弁・九州方言・宮崎方言 |
| いずい | しっくりこない、なんとなく気持ち悪い。目にごみが入ったときや、服や靴が体に合わないときの違和感を指す。標準語に一語で対応する言葉がなく、他地域の人に説明しにくい語として知られる | 東北弁 |
| じゃん | 〜ではないか。甲州弁由来の表現 | 東京方言 |
| ばり | ばかり | 関西弁・博多弁・宮城方言 |
| うるかす | 水に浸す | 宮城方言・東北弁 |
| おっかない | こわい、おそろしい | 宮城方言 |
| だんない | 【形】構わない、大丈夫 | 関西弁・播州弁 |
| ときんときん | 【副】 | 名古屋弁・岐阜弁 |
方言の語尾・助詞をまとめて見る・ かわいい方言・面白い方言・ 全国方言一覧
方言とは
方言とは、ひとつの言語のなかで地域ごとに分かれた言葉づかいのことです。 語彙(単語)だけでなく、文法・語尾・アクセントのすべてに違いが現れます。 たとえば「これは本だ」は関西弁で「これは本や」、博多弁で「これは本たい」、広島弁で「これは本じゃ」となります。 変わっているのは単語ではなく、断定を表す語尾のほうです。
方言と標準語の違い
標準語は、教育や放送で全国共通に使うために整えられた言葉です。 明治期に東京の山の手で話されていた言葉をもとに作られました。 つまり標準語も出発点は一地域の言葉であって、方言より正しい言葉というわけではありません。 実際、東京で話されている東京方言と標準語は同じものではなく、「〜じゃん」「〜ちゃう」のような 東京・関東固有の言い回しは標準語には含まれません。
訛りとの違い
訛り(なまり)は、発音とアクセントの地域差だけを指す言葉です。 方言はそれに加えて語彙と文法の違いまでを含みます。 「箸」と「橋」のアクセントが東京と京阪で逆になるのは訛りの領域、 「疲れた」を津軽・仙台・秋田で「こわい」と言うのは語彙の領域で、こちらは方言です。 本サイトの変換ツールが扱えるのは語彙と文法までで、アクセントは文字にできないため対象外です。
方言はいくつあるのか
数え方は決まっていません。大きくは東日本方言・西日本方言・九州方言・琉球諸語に分けられ、 そこから県・地方単位に細かく分かれていきます。本サイトでは検索されている呼び名にあわせて 65地域に分けました。なお沖縄で話されてきた沖縄語(うちなーぐち)は、 日本語と系統は同じでも通じ合わないため、方言ではなく独立した言語として扱うのが一般的です。 詳しくは沖縄方言のページで説明しています。
よくある質問
Q.無料で使えますか?
A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。
Q.変換の精度はどのくらいですか?
A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理です。AI や機械翻訳は使っていないため、同じ入力には必ず同じ結果が返ります。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てる仕組みで、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。
Q.対応している方言はいくつですか?
A.65地域の方言を収録し、そのうち57地域で変換ツールを提供しています。文法規則を独自に持つのは関西・大阪・京都・博多・広島・名古屋・三河・津軽・仙台・秋田・鹿児島・沖縄の12方言で、その他の地域は系統の近い方言の規則を使っています。どの規則を使っているかは各地域のページに明記しています。関東の各都県は標準語との差が小さいため、変換ツールではなく単語一覧を掲載しています。
Q.方言のデータはどこから来ていますか?
A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。どの記事を使ったかは各ページの末尾に明記しています。Share-Alike 条項にしたがい、本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。
Q.入力した文章は保存されますか?
A.保存されません。変換処理はすべてお使いのブラウザの中で完結し、入力した文章がサーバーへ送信されることはありません。