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方言辞典

秋田弁

秋田弁は秋田県で話されている方言です。 このページでは秋田弁の単語を110語、 語尾と文法を4種類、 標準語との対訳例文を4本まとめています。 標準語を入力すると秋田弁に変換できるツールも無料で使えます。

秋田弁変換ツール

「明日は行かない。」→「明日は行かねぁ。」のように変換します。

秋田弁
明日は行かねぁ。

このツールはルールベースの変換です。文脈によっては不自然になることがあります。

秋田弁の単語一覧(110語)

語尾・助詞(4語)

秋田弁の語尾・助詞一覧
方言 意味・使い方
-(用言) -(終止)-(体言)-ベ(-デロ)(-ガロ)
-(用言) -(終止)-(体言)-ベ(-デロ)(-ガロ)
バガケ 「馬鹿」に接尾辞の「け」が付いたもの
フルシ 「古い」のシク活用形「古しい」から

動詞(7語)

秋田弁の動詞一覧
方言 意味・使い方
ウルガス 液体に浸して柔らかくする。
ウルゲル 液体に浸って柔らかくなる。
オガ 後ろに「だ」をつけて「オガだ」(あんまりだ)、「でね」をつけて「オガでね」(あんまりではないか)とも言う
オド オヤズ(親父)とも言う
カダル 仲間に入る。参加する。
ガメル くすねる。盗む。取って独り占めにする。
ゴッキリやる (指導として頭を)拳骨で叩く。

名詞・その他(99語)

秋田弁の名詞・その他一覧
方言 意味・使い方
アイ、ソエ あれ。あいつ(あの人)。
アイー、アヤー あらー!
アゲァ赤い アゲァガッタ赤かった
アサマ 「朝間」(あさま)から
アソゴ あそこ。
アラゲル 乱暴する。暴れる。
アルある アッタ・アッテアッタ(アッタッタ)あった
アンタニ あんなに。
ウルダグ 慌てて急ぐ。
エダマシ、イダワシ 「痛ましい」、「いたわしい」から
エルいる エダ・エデアッタ(エダッタ)いた
オイ、オエ 私、俺
オカ゜ル 「ガ」は鼻濁音であることに注意
オヅゲッコ 味噌汁
オドデナ、オドトイ 一昨日
オメ(ンガとも言う) 君、お前
オモシェ 「面白い」から
カゲル書ける カゲダ・カゲデアッタ(カゲダッタ)書けた
ガッコ 「香々」(かうこ)からか
カッチャグ 「掻き裂く」の音変化
カマドケェス 「竈を返す」からか
ガリット ぴったりと。しっかりと。
キカネ 主に子供の粗暴な様子を表す
ケァ、ケェ、ケ かゆい。
コイ、コエ これ。こいつ(この人)。
コエァ、コエ 「強い」(こわい)からか
コサ (「コゴサ」とも言う) ここに。こちらに。
ゴシャグ 怒る。叱る。
コチョケ くすぐったい。
サガシ 「賢しい」(さかしい)から
サット、サットガ 少し。ちょっと。
サトッコ 砂糖
サ変動詞 語彙的可能動詞「できる」
シカダネ 「仕方ない」からだが謝罪や同情を表す
ジョサネ 「造作無い」からか
ショシ 「笑止」の形容詞化
スッタゲ、シンタゲ すごく。とても。とても一所懸命に。
ソイ、ソエ それ。そいつ(その人)。
ソゴ そこ。
ソサ (「ソゴサ」とも言う) そこに。そちらに。
ソンタニ そんなに。
タガグ 「ガ」は鼻濁音であることに注意
ダマッコ 球体
ダミ 駄目
チャッチャド さっさと。てきぱきと。すぐに。
チョス 弄る。触る。弄ぶ。
デハル 「出張る」から
デラット 全て。すっかり。
ドイ、ドエ どれ。
トギ 「遠い」の連体形「遠き」を「遠きい」として終止形に用いたもの
ドゴ どこ。
トショル 年をとる。老いる。
ドデする 「動転する」からか
ナカ゜マル 「長める」からか
ナケ゜ル 「ゲ」は鼻濁音。「投げる」から。(東北地方および北海道で広く用いられる。)
ナシテ なぜ。
ナモカモネ 単独では用いず、前に接続する節を強調するときに用いる。「何もかにもない」からか
ニャー、ンニャー あらー!
ヌグダマル ラ行五段
ヌグダメル 暖める。
ネフテ 眠い。
ネマル ラ行五段
ノギ、ヌグエ、ヌギ 「温い」(ぬくい)から
ノッカガル 寄り掛かる。
バシコギ 嘘つき
バッチャ 祖母、伯叔母、妹
ハヤス 野菜などを切る。
ハラワリ 腹立たしい。胸糞が悪い。
ヒズネ 「せつなし」から
ブリコ、ブリッコ ハタハタの卵
ベゴ 牛の鳴き声を表す「メー」「ベー」に指小辞「-コ」が付いて一語化したもの
ヘナガ 背中
ボウ ワ行五段
ボダ、ボダッコ 塩ジャケ。
ボッコエル 「ぶっ壊れる」からか
ボッコス 「ぶっ壊す」からか
マガエル (器の中の液体が)こぼれる。
マガス (器の中の液体を誤って)こぼす。
マガル ラ行五段
マナグ 「眼」(まなこ)の母音転化
ヤガナル 「厄介になる」からか
ヤッコエ、ヤッケェ 「やわっこい」の音変化形
ヤットガ なんとか。辛うじて。やっと。
ヤナサッテ 東北地方で広く用いられる。標準語の「やのあさって」は、四日後のことであることに注意
ワラシ、ワラシッコ 子供
ンダ そうだよ。はい。
ンタ、ンカ 「ソエダバ、ンタ。」(それはいやだ。それではいやだ。) 「ンタグナル。」(いやになる。)
ンタ、ンカ(南地方では、ヤンダ) いやだ。
ンダガラ だから。
ンダドモ でも。しかし。
ンメァ 甘い。おいしい。
一段動詞 colspan="4" | 可能接辞形、可能動詞形(非規範的)
河辺地方 秋田市・河辺郡
五段動詞 可能動詞形、可能接辞形(古風)
平鹿地方 横手市・平鹿郡
無情物 太郎が石ドゴ蹴飛ばした
有情物 太郎が次郎ドゴ殴った
由利方言 由利本荘市・にかほ市
雄勝地方 湯沢市・雄勝郡

秋田弁の語尾と文法

秋田弁を秋田弁らしくしているのは、単語よりも語尾と文法です。 ここでは変換ツールが実際に使っている規則のうち、確度の高いものを種類別に説明します。

断定「だ」

否定「ねぁ」「しねぁ」

助詞「さ行く」「てぁ」

語彙「こわい」「なげる」

秋田弁の例文・日常会話

標準語と秋田弁の対訳です。すべて確度の高い規則だけを使って変換しています。

標準語 秋田弁
明日は行かない。 明日は行かねぁ。
疲れたから今日は帰る。 こわいから今日は帰る。
東京に行く。 東京さ行く。
わからないから教えてほしい。 わからねぁから教えてほしい。

秋田弁と津軽弁・仙台弁の違い

秋田弁は東北方言の北奥羽方言に属し、津軽弁・仙台弁と多くの特徴を共有します。方向の「に」「へ」が「さ」になり、推量の「だろう」が「べ」になり、「こわい」が「疲れた」を意味します。

秋田弁を特徴づけるのは母音の変化です。「アイ」が「エァ」に融合し、「高い」が「タゲァ」、「甘い」が「ンメァ」のようになります。否定は「ない」が「ねぁ」となり、「行かない」は「行がねぁ」です。語中の濁音化は津軽弁ほど徹底しませんが、部分的に現れます。

秋田県内でも地域差があり、県北(鹿角・大館)は津軽弁に近く、県南(湯沢・横手)は山形の庄内方言や仙台弁の影響を受けます。

標準語秋田弁津軽弁宮城(仙台弁)
高いタゲァたげたかい
行かない行がねぁ行がね行かね
東京に行く東京さ行ぐ東京さ行ぐ東京さ行く
そうだんだんだんだっちゃ

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よくある質問

Q.無料で使えますか?

A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。

Q.秋田弁はどの地域で話されていますか?

A.秋田弁は秋田県を中心に話されている方言です。同じ東北・北海道の中でも市町村によって語尾や語彙が変わることがあります。

Q.変換の精度はどのくらいですか?

A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理で、AI や機械翻訳は使っていません。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てるため、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。

Q.秋田弁の単語は何語収録していますか?

A.このページには110語を収録しています。語彙は Wikipedia と JMdict をもとにしており、随時追加しています。

Q.方言のデータはどこから来ていますか?

A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。ページ末尾に使用した記事名を明記しています。派生物である本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。

出典

このページの方言データは、Wikipedia の記事 「秋田弁」「秋田弁の文法」CC BY-SA 4.0) をもとに作成しています。 本サイトの辞書データも Share-Alike 条項にしたがい CC BY-SA 4.0 で公開しています。

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