大阪弁
大阪弁は大阪府で話されている方言です。 このページでは大阪弁の単語を66語、 語尾と文法を5種類、 標準語との対訳例文を12本まとめています。 標準語を入力すると大阪弁に変換できるツールも無料で使えます。
大阪弁変換ツール
「とても面白いだろう。」→「めっちゃおもろいやろ。」のように変換します。
変わったところ
- とても めっちゃ 語彙
- 面白 おもろ 語彙
- だ や 断定
このツールはルールベースの変換です。標準語から方言への一方向で、方言から標準語には戻せません。文脈によっては不自然になることがあります。入力した文章はブラウザの中だけで処理され、送信されません。
大阪弁の単語一覧(66語)
※ この一覧は Wikipedia の「大阪弁 (前田勇)」から採録しています。方言は同じ大阪府の中でも市町村や世代によって異なります。
語尾・助詞(4語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| せやかて | そうは言っても、だけど。相手に反論するときに使う |
| やんけ | 〜じゃないか。断定や念押しを表す語尾で、やや荒っぽい響きがある |
| 歯抜けの現象 | 文字では読みづらい―助詞の省略 |
| 道草を食う表現 | 大阪さかいが意味するもの―助詞の多音性 / 「ん」と「へん」のせり合い―否定表現 / 「たら」の完勝―仮定表現 / 「やろ」の横行―推量表現 / 非能率性と非論理性 |
動詞(7語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| ちゃうちゃう | 違う違う。強く否定するときの言い方 |
| パチる | 盗む、くすねる |
| ばば | 大便を指す幼児語。「ばばっちい」で「汚い」の意味にもなる |
| ヘレ | ヒレ肉。関西では「ヘレ」と言う |
| まう | 〜してしまう。「行ってまう」=行ってしまう |
| やんぴ | やめた、抜ける。遊びの途中で抜けるときに言う |
| よろしゅう | よろしく。「よろしゅうお願いします」の形で使う丁寧な言い方 |
形容詞・形容動詞(5語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| うっとい | うっとうしい、わずらわしい |
| おとろしい | わずらわしい、面倒だ。また、恐ろしい |
| ざんない | 見るに堪えない、みっともない。「ざんないかっこうしとる」 |
| ずっこい | ずるい、こすい |
| ちゃっちい | 安っぽい、粗末な。作りが貧弱なものを指す |
名詞・その他(50語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| 「大寒、小寒」の故郷 | アーてれくさ―形容詞の感動詞化 |
| あくたいぐち(悪態口) | ののしりの「ど」―ほめ言葉に昇格 |
| いちびり | 調子に乗ってふざける人、おちょうしもの |
| いやこと (嫌事) | いやみ、不愉快なことば |
| うそやん | うそでしょう、まさか |
| うまいな (うまい菜) | 不断草(フダンソウ)。葉物野菜の一種 |
| ええかげん (ええ加減) | いいかげんだ、適当だ。また「もう十分だ」の意にも使う |
| ええかげんにしいや (ええ加減にしいや) | いいかげんにしなさい |
| えべっさん (戎さん) | 恵比寿神。商売繁盛の神として親しまれる呼び方 |
| えんりょのかたまり (遠慮の塊) | 大皿に最後に残った一つ。遠慮して誰も取らないもの |
| おどれ | お前。相手を強くののしるときに使う二人称で、けんか腰の言葉 |
| おなかピーピー (お腹ピーピー) | おなかをこわして下痢が続くこと |
| おめでとさん | おめでとうございます |
| おもっくそ | 力いっぱい、思いきり |
| おやっさん | 父、おやじ。また、年配の男性への親しみを込めた呼び方 |
| カシコ | 頭のいい人、利口な人 |
| からけし | 炭、木炭 |
| ごっつ | とても、非常に。「ごっつええ感じ」 |
| ざつい (雑い) | 雑だ、粗い |
| さよか | そうですか |
| しらんがな (知らんがな) | 知らないよ、こちらに聞かれても困る |
| でっせ | 〜ですよ。「ええ品でっせ」=いい品ですよ |
| どないしたん | どうしたの? 相手を気づかって様子を尋ねる言い方 |
| なかだちかいいん (仲立会員) | 取引所で売買の仲立ちをする会員 |
| なはれ | 〜しなさい。「行きなはれ」=行きなさい |
| なんもかんも | 何もかも、全部 |
| はげちゃびん (禿げ茶瓶) | はげ頭をからかって言う語 |
| パチキ | 頭突き |
| バッチシ | ばっちり、完璧に |
| はま (浜) | 浜、海辺 |
| べったん | めんこ。厚紙を地面に打ちつけて遊ぶ子どもの遊び |
| ヘレにく (ヘレ肉) | ヒレ肉 |
| へんこ (偏固) | 変わり者、偏屈な人 |
| ポリさん | お巡りさん、警察官 |
| まるまま (丸まま) | まるごと、そっくりそのまま |
| まんねん | 〜なのです。「やってまんねん」=やっているのです |
| まんまんちゃん | 仏さま。幼児に対して使う言い方 |
| もうかりまっか | 儲かっていますか。大阪商人の挨拶として知られ、「ぼちぼちでんな」と返すのが定型 |
| もた | 〜してしまった。「忘れてもた」=忘れてしまった |
| ものごっつ | ものすごく、非常に |
| やーさん | 暴力団員を指す俗な言い方。「やくざ」から |
| やあらへん | 〜ではない |
| ようおこし | よくいらっしゃいました |
| わちゃわちゃ | 大勢がにぎやかに騒ぐさま。ごちゃごちゃと入り乱れた状態も指す |
| 京へ筑紫に坂東さ | 大阪弁も「へ」を偏重―柔軟性ここにあり |
| 現代文学の大阪弁 | (一)鱧の皮 / (二)大阪 |
| 上品にいいたい女ごころ | 「はる」礼讃―敬語表現 / お豆さん―新型の丁寧語 / 「やる」言葉―親愛の情こめる |
| 積極的な想像力 | 「よう言わんわ」の世界―不可能表現 |
| 大阪のしゃれ言葉 | “江戸”をしのぐシャレ好き―漫才のメッカ / ナゾ式のシャレ―長い歴史を背景に |
| 命令の四角関係 | 「長生きしィや」―命令表現 / 「言うな」と「言いな」―禁止の二段構え |
大阪弁の語尾と文法
大阪弁を大阪弁らしくしているのは、単語よりも語尾と文法です。 ここでは変換ツールが実際に使っている規則のうち、確度の高いものを種類別に説明します。
断定「やない」「やん」「やろ」
- ではない → やない
- じゃない → やん
- でしょう → やろ
- だろう → やろ 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- だから → やから 例)もう遅い。だから今日は帰る。 → もう遅い。やから今日は帰る。
- だけど → やけど
- なのだ → なんや
- だ → や :断定 だ→や 例)これは本だ。 → これは本や。
否定「せーへん」「けーへん」「でけへん」
- しない → せーへん :サ変
- 来ない → けーへん :カ変
- できない → でけへん 例)そんなことはできない。 → そんなことはでけへん。
- かない → けへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」) 例)明日は行かない。 → 明日は行けへん。
- がない → げへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- さない → せへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- たない → てへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- なない → ねへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- ばない → べへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- まない → めへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- らない → れへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」) 例)わからないから教えてほしい。 → わかれへんから教えてほしい。
- わない → えへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
継続・アスペクト「てる」「とく」「てまう」
- ている → てる 例)ご飯を食べているところです。 → ご飯を食べてるところです。
- ておく → とく
- てしまう → てまう
- てしまった → てもうた
助詞「けど」「やね」
- けれど → けど
- ですね → やね 例)こんにちは、今日はいい天気ですね。 → こんにちは、今日はええ天気やね。
語彙「めっちゃ」「ほんまに」「ほんま」
- とても → めっちゃ 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- すごく → めっちゃ 例)すごくおいしいね。 → めっちゃおいしいね。
- 本当に → ほんまに 例)今日は本当に疲れた。 → 今日はほんまに疲れた。
- 本当 → ほんま 例)今日は本当に疲れた。 → 今日はほんまに疲れた。
- 違う → ちゃう 例)それは違うと思います。 → それはちゃうと思います。
- 駄目 → あかん
- だめ → あかん
- いけない → あかん
- 面白い → おもろい 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- 良い → ええ
- いい → ええ 例)今日はいい天気だ。 → 今日はええ天気や。
- いくら → なんぼ
大阪弁の例文・日常会話
標準語と大阪弁の対訳です。すべて確度の高い規則だけを使って変換しています。
| 標準語 | 大阪弁 |
|---|---|
| これは本だ。 | これは本や。 |
| 明日は行かない。 | 明日は行けへん。 |
| とても面白いだろう。 | めっちゃおもろいやろ。 |
| ご飯を食べているところです。 | ご飯を食べてるところです。 |
| 何をしているの。 | 何をしてるの。 |
| そんなことはできない。 | そんなことはでけへん。 |
| すごくおいしいね。 | めっちゃおいしいね。 |
| 昨日はとても寒かった。 | 昨日はめっちゃ寒かった。 |
| あの人は学校の先生だ。 | あの人は学校の先生や。 |
| わからないから教えてほしい。 | わかれへんから教えてほしい。 |
| 今日はいい天気だ。 | 今日はええ天気や。 |
| ずっと待っている。 | ずっと待ってる。 |
大阪弁と京都弁の違い
大阪弁と京都弁はどちらも近畿方言に属しますが、五段動詞の否定形の作り方がはっきり違います。大阪では動詞をエ段に変えて「へん」を付け、「行かない」は「行けへん」になります。一方の京都ではア段のまま「へん」を付けるので「行かへん」です。
ここには落とし穴があります。「行けへん」という同じ語形が、大阪では「行かない」(行く意思がない)、京都では「行けない」(行くことができない)を意味します。つまり同じ言葉が二つの土地でほぼ逆の意味になるということです。大阪の人が「明日は行けへんわ」と言えば「明日は行かない」、京都の人が同じことを言えば「明日は行けない」と受け取るのが自然です。
本ツールの大阪弁への変換はエ段+へん、京都弁への変換はア段+へんの規則で処理しています。関西弁(近畿共通)の変換も京都と同じくア段+へんを採用しています。
| 標準語 | 大阪弁 | 京都弁 |
|---|---|---|
| 行かない(意思がない) | 行けへん | 行かへん |
| 行けない(できない) | 行かれへん | 行けへん |
| 見ない | 見えへん | 見いひん |
| 来ない | けえへん | きいひん |
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よくある質問
Q.無料で使えますか?
A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。
Q.大阪弁はどの地域で話されていますか?
A.大阪弁は大阪府を中心に話されている方言です。同じ近畿・関西の中でも市町村によって語尾や語彙が変わることがあります。
Q.変換の精度はどのくらいですか?
A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理で、AI や機械翻訳は使っていません。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てるため、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。
Q.大阪弁の単語は何語収録していますか?
A.このページには66語を収録しています。語彙は Wikipedia と JMdict をもとにしており、随時追加しています。
Q.方言のデータはどこから来ていますか?
A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。ページ末尾に使用した記事名を明記しています。派生物である本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。
出典
このページの方言データは、Wikipedia の記事 「大阪弁 (前田勇)」 (CC BY-SA 4.0) をもとに作成しています。 本サイトの辞書データも Share-Alike 条項にしたがい CC BY-SA 4.0 で公開しています。