泉州弁
泉州弁は大阪府泉州地方で話されている方言です。 このページでは泉州弁の単語を30語、 語尾と文法を5種類、 標準語との対訳例文を12本まとめています。 標準語を入力すると泉州弁に変換できるツールも無料で使えます。
泉州弁変換ツール
「とても面白いだろう。」→「めっちゃおもろいやろ。」のように変換します。
変わったところ
- とても めっちゃ 語彙
- 面白 おもろ 語彙
- だ や 断定
※このページの変換は大阪弁の規則(近い系統)を使用しています。泉州弁固有の表現には対応していない場合があります。
このツールはルールベースの変換です。標準語から方言への一方向で、方言から標準語には戻せません。文脈によっては不自然になることがあります。入力した文章はブラウザの中だけで処理され、送信されません。
泉州弁の単語一覧(30語)
※ この一覧は Wikipedia の「泉州弁」から採録しています。方言は同じ大阪府泉州の中でも市町村や世代によって異なります。
語尾・助詞(26語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| 〜えへん | 否定。標準語の「わない」にあたる |
| 〜けーへん | 否定。標準語の「来ない」にあたる |
| 〜けど | 助詞。標準語の「けれど」にあたる |
| 〜けへん | 否定。標準語の「かない」にあたる |
| 〜げへん | 否定。標準語の「がない」にあたる |
| 〜せーへん | 否定。標準語の「しない」にあたる |
| 〜せへん | 否定。標準語の「さない」にあたる |
| 〜でけへん | 否定。標準語の「できない」にあたる |
| 〜てへん | 否定。標準語の「たない」にあたる |
| 〜てまう | 継続・進行。標準語の「てしまう」にあたる |
| 〜てもうた | 継続・進行。標準語の「てしまった」にあたる |
| 〜てる | 継続・進行。標準語の「ている」にあたる |
| 〜とく | 継続・進行。標準語の「ておく」にあたる |
| 〜なあかん | 否定。標準語の「なければならない」にあたる |
| 〜なんや | 断定。標準語の「なのだ」にあたる |
| 〜ねへん | 否定。標準語の「なない」にあたる |
| 〜べへん | 否定。標準語の「ばない」にあたる |
| 〜めへん | 否定。標準語の「まない」にあたる |
| 〜や | 断定。標準語の「だ」にあたる |
| 〜やから | 断定。標準語の「だから」にあたる |
| 〜やけど | 断定。標準語の「だけど」にあたる |
| 〜やない | 断定。標準語の「ではない」にあたる |
| 〜やね | 助詞。標準語の「ですね」にあたる |
| 〜やろ | 断定。標準語の「でしょう」にあたる |
| 〜やん | 断定。標準語の「じゃない」にあたる |
| 〜れへん | 否定。標準語の「らない」にあたる |
動詞(1語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| しちゃーる | 「〜してある」の意。泉州では「したーる」ではなく「しちゃーる」となる |
名詞・その他(3語)
| 方言 | 意味・使い方 |
|---|---|
| あらし | 「あるじゃないか」の意。「あらして」とも言う。大阪市内の「あるがな・あるやん」に対する泉州の形 |
| しちゃる | 「〜してやる」の意。大阪市内の「したる」に対する泉州の形 |
| めっちゃ | 語彙。標準語の「とても」にあたる |
泉州弁の語尾と文法
泉州弁を泉州弁らしくしているのは、単語よりも語尾と文法です。 ここでは変換ツールが実際に使っている規則のうち、確度の高いものを種類別に説明します。
断定「やない」「やん」「やろ」
- ではない → やない
- じゃない → やん
- でしょう → やろ
- だろう → やろ 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- だから → やから 例)もう遅い。だから今日は帰る。 → もう遅い。やから今日は帰る。
- だけど → やけど
- なのだ → なんや
- だ → や :断定 だ→や 例)これは本だ。 → これは本や。
否定「せーへん」「けーへん」「でけへん」
- しない → せーへん :サ変
- 来ない → けーへん :カ変
- できない → でけへん 例)そんなことはできない。 → そんなことはでけへん。
- かない → けへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」) 例)明日は行かない。 → 明日は行けへん。
- がない → げへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- さない → せへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- たない → てへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- なない → ねへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- ばない → べへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- まない → めへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
- らない → れへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」) 例)わからないから教えてほしい。 → わかれへんから教えてほしい。
- わない → えへん :五段はエ段+へん(大阪の特徴。京都は「ア段+へん」)
継続・アスペクト「てる」「とく」「てまう」
- ている → てる 例)ご飯を食べているところです。 → ご飯を食べてるところです。
- ておく → とく
- てしまう → てまう
- てしまった → てもうた
助詞「けど」「やね」
- けれど → けど
- ですね → やね 例)こんにちは、今日はいい天気ですね。 → こんにちは、今日はええ天気やね。
語彙「めっちゃ」「ほんまに」「ほんま」
- とても → めっちゃ 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- すごく → めっちゃ 例)すごくおいしいね。 → めっちゃおいしいね。
- 本当に → ほんまに 例)今日は本当に疲れた。 → 今日はほんまに疲れた。
- 本当 → ほんま 例)今日は本当に疲れた。 → 今日はほんまに疲れた。
- 違う → ちゃう 例)それは違うと思います。 → それはちゃうと思います。
- 駄目 → あかん
- だめ → あかん
- いけない → あかん
- 面白い → おもろい 例)とても面白いだろう。 → めっちゃおもろいやろ。
- 良い → ええ
- いい → ええ 例)今日はいい天気だ。 → 今日はええ天気や。
- いくら → なんぼ
泉州弁の例文・日常会話
標準語と泉州弁の対訳です。すべて確度の高い規則だけを使って変換しています。
| 標準語 | 泉州弁 |
|---|---|
| これは本だ。 | これは本や。 |
| 明日は行かない。 | 明日は行けへん。 |
| とても面白いだろう。 | めっちゃおもろいやろ。 |
| ご飯を食べているところです。 | ご飯を食べてるところです。 |
| 何をしているの。 | 何をしてるの。 |
| そんなことはできない。 | そんなことはでけへん。 |
| すごくおいしいね。 | めっちゃおいしいね。 |
| 昨日はとても寒かった。 | 昨日はめっちゃ寒かった。 |
| あの人は学校の先生だ。 | あの人は学校の先生や。 |
| わからないから教えてほしい。 | わかれへんから教えてほしい。 |
| 今日はいい天気だ。 | 今日はええ天気や。 |
| ずっと待っている。 | ずっと待ってる。 |
泉州弁と近隣の方言の違い
泉州弁は大阪弁と同じ系統に属し、語尾や文法の骨格を共有しています。本サイトの変換も大阪弁の規則を使っています。ただし大阪府泉州地方には固有の語彙や言い回しがあり、それらは上の単語一覧に収めています。
同じ文を近隣の方言に変換して並べたものが下の表です。同じ標準語でも、地域が変わると語尾がどう変わるかが分かります。
| 標準語 | 泉州弁 | 関西弁 | 京都弁 |
|---|---|---|---|
| これは本だ。 | これは本や。 | これは本や。 | これは本や。 |
| 明日は行かない。 | 明日は行けへん。 | 明日は行かへん。 | 明日は行かへん。 |
| とても面白いだろう。 | めっちゃおもろいやろ。 | めっちゃおもろいやろ。 | とても面白いやろ。 |
| ご飯を食べているところです。 | ご飯を食べてるところです。 | ご飯を食べてるところです。 | ご飯を食べてるところです。 |
近い地域のページもあわせてどうぞ: 関西弁・京都弁・大阪弁・和歌山弁・三重県方言・兵庫方言
よくある質問
Q.無料で使えますか?
A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。
Q.泉州弁はどの地域で話されていますか?
A.泉州弁は大阪府泉州地方を中心に話されている方言です。同じ近畿・関西の中でも市町村によって語尾や語彙が変わることがあります。
Q.変換の精度はどのくらいですか?
A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理で、AI や機械翻訳は使っていません。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てるため、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。また泉州弁は大阪弁の規則を使っているため、泉州弁固有の言い回しには対応していない場合があります。
Q.泉州弁の単語は何語収録していますか?
A.このページには30語を収録しています。語彙は Wikipedia と JMdict をもとにしており、随時追加しています。
Q.方言のデータはどこから来ていますか?
A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。ページ末尾に使用した記事名を明記しています。派生物である本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。
出典
このページの方言データは、Wikipedia の記事 「泉州弁」 (CC BY-SA 4.0) をもとに作成しています。 本サイトの辞書データも Share-Alike 条項にしたがい CC BY-SA 4.0 で公開しています。